<湖南三山>
湖南市に位置する天台宗の古刹
「善水寺」「長寿寺」「常楽寺」の総称が湖南三山です。
平成16年に旧石部町と旧甲西町が合併して「湖南市」が誕生。
その翌年から、国宝に指定された本堂を持つ天台宗の古刹三寺
「善水寺」「長寿寺」「常楽寺」を 【湖南三山】 と称し、
紅葉の季節に合同の特別拝観を行うようになりました。
三ヶ寺とも創建は奈良時代までさかのぼり、秋の紅葉に彩られた
季節は趣のある佇まいが楽しめます。

<湖南三山の御利益>
【善水寺】
本堂が国宝。木造四天王立像等は、国の重要文化財に指定。
本尊は、薬師如来(秘仏)ご利益は、病気の平癒・身体健全・厄除祈願。
【長寿寺】
本堂が国宝。(湖南市最古の名刹で鎌倉時代に再建された建造物です)
釈迦如来等は、国の重要文化財に指定。
本尊は、子安地蔵(秘仏)ご利益は、子宝・安産・長寿。
【常楽寺】
本堂・三重塔の建造物が国宝。二十八部衆等は国の重要文化財に指定。
本尊は、千手観音菩薩(秘仏)ご利益はすべての願い。
※久しぶりにリフレッシュできました!
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善水寺(本堂) |
岩根山の中腹に位置する、山岳寺
奈良時代の和同年間に開創し、
平安時代の初め伝教大師最澄上人によって
善水寺として再興。
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長寿寺(本堂) |
奈良時代後期に聖武天皇の勅願により、
良弁僧正によって創建。
湖南市最古の名刹で
鎌倉時代に再建された建造物。

鎌倉時代に建立された石造多宝塔 |

常楽寺(本堂) |
和銅年間、元明天皇勅命により、
良弁僧正によって創建。
阿星寺五千坊の中心寺院として、
また紫香楽宮の鬼門鎮護として栄えた。

三間本瓦葺の塔、応永7年(1400)頃に建立 |